恋人は社長令嬢

「瞬……」

「何?」

「私、あれでいいのに…」

「でも社長は、あれじゃあ不満みたいだし。」

「冗談で、言ったんだよ。」

そんな二人の前に、店員はまた、高そうなダイヤを持ってきた。


「どれに、なさいますか?」

「そうだな……パーティーなんかにも、付けられるような物は、どれでしょうか。」

「パ、パーティーですか?」

店員は、目をパチクリさせている。


見れば、普通の大学生と、サラリーマンにしか見えないが……

「それでしたら、こちらはいかがでしょう。大きさも適当にございますし、安定性もございますので、気付かないうちに、失くしたという事も、ありませんので…」

「じゃあ、これにしよう。」