恋人は社長令嬢

「もう、瞬。いい加減に、慣れてよね。」

梨々香も笑われて、恥ずかしそうにしている。


しかも、レジで梨々香が出したカード。

ゴールドカードだ。

「おま……何で、そのカード…」

「しっ!家族カードよ。」


俺ですら持った事ないのに……

羨ましい。


店を出て、瞬は不貞腐れてる。

「また不機嫌になる~」

「けっ!世の中、何か間違ってるよな。」

「まあまあ……」


そんな話をしている間に、瞬の目的の店に着いた。

そこは、海外の有名ブランドの店だ。

「こんなところに、何の用があるの?」

「ん?うん。」


答えになってないよ。

梨々香が心の中で、突っ込みを入れている間に、瞬はポケットの中から青い箱を、取り出した。

「あっ、それ…」

梨々香が一度、瞬からもらった婚約指輪だ。

「もっといい物と、取り換えたいんですが…」

「かしこまりました。」

お店の人が、青い箱の中にある指輪を、持って行く。