恋人は社長令嬢

それからまた三ヶ月後――

今日は、梨々香の高校の卒業式だ。

「お迎えにあがりました。」

式が終わった梨々香と春樹を、善が迎えに来た。

「ご苦労。」

最初に、春樹が車に乗る。

「梨々香。瞬さんは、まだ会いに来ないのか?」

「うん。」

「何だよ。今日が、約束の期限だっていうのに。家に戻ったら、会いに来ても、会わせてくれるかどうか……」

「いいのよ、善。」

「梨々香…」

「31日までは、高校生だから。」

「あっ!なるほど。それまでは、受付OKって事か。」

梨々香は善に微笑むと、車に乗った。


「赤間君は、今日がおまえの卒業式だって、知っているのか?」

「えっ?……メールで送ったから、知ってると思うけど。」

「そうか…」

「変なパパ。善、車出していいよ。」

「はい。」

シートベルトをして、善が車を走らせた時だった。