恋人は社長令嬢

一方、社長室の中。

「うわあああ~ん!ひどいよ~~~」

部屋の真ん中で、泣き叫ぶ梨々香。

「梨々香ちゃん。もう、泣かないで…」

埜々香が慰める。

「うわあああああん!!」

もっとひどくなる梨々香。

「ほっとけ!埜々香。」

さすがの春樹も、手に負えない。

「全く、いつまでも子供で、困ったものだ。」

「子供じゃないもん!」

「さっきまで、お気に入りのおもちゃを取られたように泣いていたのは、どいつだ!」

「瞬は、お気に入りのおもちゃじゃない!」

「何だと言うんだ!言ってみろ!」

「私が愛している人だよ!」

「愛?ふざけるのも、そのくらいにするんだ。」

「ふざけてないもん!!」

何を言っても、取りつごうとしない春樹。