恋人は社長令嬢

嬉しくなって、梨々香は瞬に抱きついた。

「瞬、大好きだよ。」

「俺も。」

見ると、梨々香は周りの誰よりも、かわいく見える。

「そうだ、これ。今、やっておく。」

瞬は、ポケットから青い箱を取り出した。

「何?」

梨々香は、箱を開けた。

そこには、キラキラ光る、指輪が一つ。

「婚約指輪。」

瞬はそう言って、箱を閉じると、梨々香のカバンの中に入れた。

「……うれしい。」

「お父さんにも、挨拶しないとな。」

「うん。今度、瞬の実家に行くね。」

梨々香は、最高の気分だ。

「ハハハッ!違うって。梨々香のお父さんに、俺が会うんだって。」

「えっっっ!!!」

梨々香は、急に止まった。