てか何で寄りに寄ってあの変態タイガ!?
エリナの目ぇ腐ってんじゃない!
ま、まぁこれも当人の問題だしな、好みもあるだろうし。(因みにあたしはタイガは好みの顏じゃない。かっこいいケド)
それにしてもあちぃな~
あたしは浮き出る汗をタオルで拭きふき。
ジュースでも飲もうかな~と思ったら、あれ??ペットボトルのオレンジジュースもう空じゃん?
確か別荘の冷蔵庫の中に昨日買ったジュースがあった筈。
しゃーない、取ってくるか。
と腰を上げたときだった。
「ただいま~♪」リコとエリナとキモ金髪がバナナボートを手に戻ってきた。
「やっぱ暑い~日焼け止め塗りなおそうかな」とリコは白い腕をさすさす。リコのむき出しの肩はちょっと赤くなっていた。
「あたしは水飲みたい」とエリナが屈んで「あれ、飲み物空?」と目をぱちぱち。
「そうなんだよねー、今取ってこようかと…」
「あ、あたしも行く。日焼け止めの予備取りにいきたいから」とエリナが言い出し、二人で別荘に向かうことになった。戒もついてくると思いきや、その場から腰をあげようとしない。
ま、いいけど。
そんな訳で二人で別荘に向かう途中。
これってちょっとチャンスじゃない??
何かって…?千里のことどう思ってるのか聞きたい。
当人同士の問題、とか言っておきながら、やっぱ気になる。



