。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。



てか何で寄りに寄ってあの変態タイガ!?


エリナの目ぇ腐ってんじゃない!


ま、まぁこれも当人の問題だしな、好みもあるだろうし。(因みにあたしはタイガは好みの顏じゃない。かっこいいケド)


それにしてもあちぃな~


あたしは浮き出る汗をタオルで拭きふき。


ジュースでも飲もうかな~と思ったら、あれ??ペットボトルのオレンジジュースもう空じゃん?


確か別荘の冷蔵庫の中に昨日買ったジュースがあった筈。


しゃーない、取ってくるか。


と腰を上げたときだった。


「ただいま~♪」リコとエリナとキモ金髪がバナナボートを手に戻ってきた。


「やっぱ暑い~日焼け止め塗りなおそうかな」とリコは白い腕をさすさす。リコのむき出しの肩はちょっと赤くなっていた。


「あたしは水飲みたい」とエリナが屈んで「あれ、飲み物空?」と目をぱちぱち。


「そうなんだよねー、今取ってこようかと…」


「あ、あたしも行く。日焼け止めの予備取りにいきたいから」とエリナが言い出し、二人で別荘に向かうことになった。戒もついてくると思いきや、その場から腰をあげようとしない。


ま、いいけど。


そんな訳で二人で別荘に向かう途中。


これってちょっとチャンスじゃない??


何かって…?千里のことどう思ってるのか聞きたい。


当人同士の問題、とか言っておきながら、やっぱ気になる。