「ところでさ、脱走した囚人まだ捕まってないみたいやん?」今朝、ネットで調べた。サツが総力をあげて追跡してるが、そう簡単に捕まらないだろうな。


「この辺もあまり安全とは言い難いですね」


「スネークとは比べ物にならん程小物だろうが、女子率高いし用心に越したことはないよな」


「まあ、この別荘に侵入してきたら対抗できますが。侵入してきた時点でタマ(命)ない思うておけ」


響ちゃん、こっわ~~!


まぁでも、朔羅はともかく川上も新垣エリナも、ついでに言うとイチもいるしな。一ノ瀬と進藤は、まぁ何とかなるだろ。(←冷たい)


「でも朔羅も川上も新垣エリナも楽しんでるから、この話はあんまりしないしないようにしようぜ。せっかく楽しい旅行だから、いたずらに怖がらせるのは良くないよな」


今度は俺が「考えるのやめよ」と言った感じだ。


「そうですね」


響輔も同意して、風呂の掃除を終えると女子たち三人は部屋で楽しそうに盛り上がっている。


イチはどうか分からんけれど。


「せっかくなので俺たちも楽しみましょう。囚人が来たら来たときで」


「おう、そうだな。心配してても損だし。俺は思いっきり楽しむ!


何と言っても朔羅の水着姿を拝めるしな♪」


「戒さんそればっかり」


「当たり前だのクラッカーだ。早く掃除終わってビーチで思いっきり楽しもうぜ!」


「…戒さん、古いネタですね」


響輔が呆れたように白い目。


何とでも言え。俺は猛烈に(朔羅の水着姿が)楽しみだからな!!