。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。




と言うわけで(何とか)話もまとまり、その後はくだらない雑談なんかして夜も7時近くになり、あたしたちはとりあえず解散。戒が注文した料理も食って腹もいっぱいだし。


「じゃね~朔羅☆明日、楽しみにしてるね!」


「俺、リコちゃんを送っていきますんで、ここで~」


とリコとキモ金髪とはファミレスの前で別れ


あたしたちは、久しぶりに戒とキョウスケとあたしと言う三人のメンバーで帰ることに。


「メンバーは決まったけど、一番の難関はやっぱマサさんだよな~マサさんに言うと自動的に琢磨さんとこにいくだろうし。


いくら川上と新垣 エリナも一緒だとしても俺がメンバーに入ってること知ったら、Goサインが出なそう」


と戒は顎に手を当て、小さく唸る。


「俺も口添えするんでたぶん大丈夫でしょう」とキョウスケはそれほど問題視してないみたい。


「でも…リコとエリナとパジャマパーティーかぁ♪それは楽しみだな!」とあたしだけは純粋に(?)に楽しんでいる。色々諦めたってのもあるな。


「パジャマパーティ、好きだよな女子ってそゆうの」


戒がにこにこ言って、でもちょっと声を潜ませると「途中で抜けてこいよ」とあたしの耳元でボソッ。


ボっ!!


あたしの顔に火がつき、真っ赤になる。


「戒さん、保護者の居ない所で不純異性交遊はダメですよ」とキョウスケの指摘が入り


「お前こそ、気ぃつけろよ。あの女に襲われんようにな」と戒はにやりと笑いキョウスケを目配せ。


お、襲っ!!?


びっくりしてキョウスケを見上げると、キョウスケは頭痛でもするのだろうか額を押さえガクリと項垂れている。


イチ……あんまハッキリ会ったことないけど、激しい女みたいだな。そう言えばキョウスケの唇を奪ったのもあの女だったよな。


キョウスケのストーカーするぐらいだからな~…


頭痛……で思い出した。


そう言えば昨日から妙にすっきりしてる。鼻水も止まったし、体も軽い。


と言うわけで、久々三人での帰り道も何だか凄く楽しかった。