それでも朔羅からの電話は嬉しい。


「もっし~?♪」とご機嫌に電話に出ると


『何だ、そのフザケタ応答は!』


と開口一番に言われ、あ…やっぱ朔羅が一番激しいかも……と考え直した。


それでも


『今どこ?あたしエリナのお家から帰るとこなんだけど…』


「おう、俺も駅前のファミレスに居る、一緒に帰ろうぜ~」


『え!何で!てかストーカー!?』


実の彼女にストーカー呼ばわりされてる俺…ちょっと悲しくなってくるわ。でもちょっと当たってるだけに何も言いかえせない。



『じゃー、そこで待ってて。


10分以内に着けると思うから』



と、思ったより反応は上々?


と思ったのは朔羅が現れるまで。


「お待た………」


“せ”と言う言葉を呑み込んだのは、俺の向かい側に響輔と進藤が居て、そんでもって朔羅の方にも川上がくっついていると言う状況からくるものなのか。




ぅう゛ぅ~~~!!!




突如俺の耳奥で


え!?ほら貝!?



どうやら、決戦の決着は付けられかったようだ。


第二戦、はじまりそう。


スネークとの二回戦があるってのに、その前に俺らがダウンしてスネークが不戦勝となる確率に


100$



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