そして私の後頭部に優しく手を回したあと、アオのおでこにこちんとあてられた。


___.........ドキン


「めっちゃくちゃ心配した。なにもなくてよかった.........」


と、安堵の表情をうかべながらそういうアオに申し訳なさと嬉しさが入り交じる。


額からキラリと光るものが見えて、涙が溢れそうになる。

走ってずっと探してくれてたんだね.........


「アオ、ごめんね」


「携帯繋がらかった時まじで焦った。ほんとによかった、」


おでこから熱がゆっくり離れ、優しい手つきで私の頭にバウンドさせるアオ。