自分のバカさ加減に呆れて、うっすら目の中に膜ができてきたその時___


土手とコンクリート道路の境目になにか落ちているを見つけ、急いでかけよると紛れもなく私が探しているもの。


っ.......あった!!よかったあ.........


どこで落としてしまってここにあるかは分からない。

やはり人に蹴られたり踏まれたりして少し塗装が禿げてしまってるけど見つかっただけで十分だ。

拾ったイヤリングをぎゅ、と握りしめたのと同時に脳が急に冷静になる。


そうだ.........アオになにも言わずに探してしまった.........合流しなきゃ.........


そう思い急いで、かごバッグの中に入っているポーチに落としてしまったイヤリングを入れたあとスマホを開くとたくさんのメッセージと電話がはっていた。