と思い、起き上がるために顔を上げた私はそのまま固まってしまった。
「その人の機嫌を損なうようなことがあれば病院送りになってしまう」
と恐れられている不良の神宮寺が目の前にいたからだ。
「す、す、す、すいませんでした」
ぶつかってしまったことで病院送りは嫌だ!と思い、早く逃げようとした。
すると、
「おい、お前星蘭高校のやつだな。どのクラスだ」
「に、2年3組松原強佳です!すいませんでした!」
私はそう言うと一目散に逃げ出した。
本物の不良なんて見ることも初めてだったこともあり、これまでにないほどの速さでひたすら走った。

