空に問いかけて


「えーじゃあまず自己紹介を、」


「名前は神宮寺亜斗(じんぐうじあくと)よろしく···」

彼の挨拶はそんな短いものだった。

「神宮寺は親の事情で転校になったが、皆仲良くしてやってくれ 」


「・・・・・」


先生の言葉に皆反応できなかった。
それもそのはずあの神宮寺が転校してきたのだから。


その時私は、
(関わったら終わる。絶対関わらない絶対関わらない)
と、心の中でずっと唱えていた。


しかし、それは叶わぬ願いだった。