やっぱり、君だけ。

2、幸せな日々
時が経つこと、怜斗君と付き合って1週間が経った。
私は、それなりに緊張していた。
今日もまた、一日が始まる。
「聖梨奈、おはよう。」
「あ、怜斗君。おはよう」
付き合ってからはいつも怜斗君は朝挨拶をしてくれる。そして、あっという間に4時間目が終わりお昼になっていた。
「あー、やっと終わった」という声が教室中から響いてくる中、
「聖梨奈、また屋上で昼ご飯食べないか?」
「もちろん」
最近はいつも一緒に食べている。
実は、私と怜斗君が使っている屋上は行っちゃいけない場所。そこで、私はお弁当、怜斗君はパンを食べていた。
「聖梨奈、今日放課後空いてるか?」
突然の言葉に少し驚いた。
「う、うん。空いてるよ。」
「じゃあ放課後、デート行かね?」
私はもちろんデートの経験なかったから、緊張しつつも、「いいよ」と答えてしまった。

迎えた放課後。
「聖梨奈行こうぜ」
「うん。どこ行くの?」
と私が聞くと、彼はニコニコしながら秘密と言って人差し指を口に当てた。
怜斗君の自転車に乗せてもらった。
2人で乗る時は抱きつかなきゃいけないよね。
「し、失礼します」
緊張しかなかった。
「なんだそれ」
笑いながら怜斗君が言った。
眩しい太陽に隠れたその先には海が見えた。
「綺麗!こんな海あったっけ?」
「うん。ここの海はあまり知られてないからね」
私と怜斗君は海の近くの岩に座った。
「聖梨奈、好きだよ。俺の彼女でいてくれてありがとう」
好....き!?急に.......。
「私も大好きだよ」
緊張しながらも言い切った。最初は不安しかなかった毎日だったけど、怜斗君と一緒にいる日々は幸せで怖いくらいだった。
「聖梨奈、こっち向いて?」
向いた途端、
「んっ.......」
口に暖かい感触が伝わった。
「ゲット」
イタズラ顔しながら彼が言った。
初めてのキス、初めてのデート全てが幸せで怜斗君でよかったと思う自分がいる。