「……先生ありがと! もう一回自分で解いてみるね!」 「あぁ。分からないところがあったらまた来いよ。」 「はーい! ありがとう! またねー。」 ——ガチャ、バタン 「……ふう……。」 一人きりになったとたん、思わず溜め息がこぼれた。 「しっかり、しなくちゃ。」 俺は、両頬をパシッと叩いて気を引き締め直し、明日の授業の資料作りに取り掛かる。