私だけの専属美容師




「Happy Valentine♡」

葵が箱を開ける。


「凄い!これ菜月が作ったの?」


「うん。」

葵がケーキを食べ始める。
一口。また一口。

あれ?何も言わない。

また一口。

「どう?」

黙々と食べ続ける。

「無言はやめてー。感想は?」



葵は食べ続ける。

美味しくなかったかな?



「美味いよ。ほんとに美味しい。」




良かった。ほんとに心臓に悪い。