聖夜の雪の...愛する暗殺者

恵の靴だ。

本当に俺は大馬鹿者だ。完全にやらかした。

俺は何も答えることが出来ず、ただ足を震わせることしかできなかった。

「ふ~ん、あたしに無断で客人連れ込むとはいい度胸してんね。」

母はそう言うと俺の部屋へと向かい、ドアを開けようとした。

俺は飛びかかり、必死に止めた。

母は俺の顔を思い切り殴り、鬼の形相で睨みつけた。

「お前、親に向かって何してんだ?あん?」

そう言って俺を押し倒し、腹を踏みつけた。

「うがっ...!」

俺はその場に倒れ込み、苦しみもがいた。

このクソババア、容赦がねぇ...。

母は俺の部屋に入り、恵の襟を掴んで部屋から出した。

「誰だよこの女。」

俺は黙って母を睨みつけた。

母も俺を睨みつけた。

恵はひどく怯えていた。

十秒ほど、睨み合ったあと母が口を開いた。

「....この女連れて出ていきな!二度とあたしにそのツラ見せんじゃないよ!」

母はそう言って恵を俺に投げつけたあと、俺に蹴りを一発お見舞した。

「はっ、こんな家こっちから願い下げだよ。」

俺はそう呟きながら、自分のモノをまとめようと部屋に向かおうとするが、母に胸ぐらを掴まれる。

「なら寄り道してねぇでさっさと出ていけよ。」

「俺のモン取りに行くんだよ。離せよ。」

「はぁ?この家にお前のモンなんか一つもねぇよ。早く出てけ。」

母はそう言うと俺の胸ぐらを掴みながら、俺を引きずり、外に投げつけた。

俺は壁に後頭部を打ちつけ、うずくまる。

母はそれからすぐに、恵も同じように引きずり俺に投げつけた。

「その女と一緒に山奥で餓え死にな。」

そう言って母は玄関を思い切りバタンと閉めた。