聖夜の雪の...愛する暗殺者

Mはいきなり俺の名前を口にした。

「え?」

「あっ、いえ、さっき財布を出していた時に中に診察券が入ってて名前が見えたので....すみません...」

「え、あ、そうなの?そ、そうそう蓮太、蓮太って呼んでっ」

「わかりました!蓮太さん!」

大丈夫そう....か?苗字はバレてないのか?まあまだ大丈夫そうか....

「おっ、おう。そうだ、俺にも名前教えてくれよ。なんか、Mって呼びづらいってか他人行儀感あるっていうか.....」

Mは少し考えて

「....そっ、そうですよね!私も勝手に見ちゃった訳ですし.....恵って言います!恵って呼んでください!」

「恵さんか....よろしく!」

「呼び捨てでいいですよ(笑)他人行儀気にしてるんでしょ(笑)」

「えっ、あっ、あーーとじゃあ....め、恵..よろしく...」

京香意外の女子を呼び捨てなんて恐らくしたこと無かったので少し慣れない。

「ぎこちなっ!」

と、また馬鹿にされた。

俺は少し顔を赤らめて、食材を全て袋に詰め込んだ。

「いっ、いくぞ...」

「は〜い!」

恵は馬鹿にしたような返事をする。

あぁ....恥ずかしい。