聖夜の雪の...愛する暗殺者

さて、どうしたものか。

家に連れて帰るとして名前なんてそこらに.....

まずは表札....と思ったが数年前に表札が剥がれてから張り替えてない。

あの母親の事だ。そもそも剥がれたことも知らないかもな。

とりあえず、表札は大丈夫そうだな。あとは家の中のものか。気合いでなんとかするしかないな。

「このマンションだ。」

「へぇ...綺麗なマンションですね。」

「そうか?俺の爺ちゃんの不動産なんだ。」

「すごいですね。お金持ちかぁ、幸せそう。」

「....まあ学費とか、食費とかの生活費は払ってもらってるけどそれ以外は自分のバイト代さ。」

「へぇ〜、偉いですね。」

「偉い...か。」

「?」

Mは不思議そうに首をかしげる。

俺はエレベーターの4階のボタンを押す。

「Mさんはさ、親好きか?」

「......母親は好きでしたよ。4歳の時に死にましたが。父親は私が産まれる前に死にました。」

「......すまねぇな。なんか嫌な事聞いちまって。」

「い、いえ、とんでもないです。」

チーンという音が鳴る。

4階に着いた。

俺達はエレベーターを降りて部屋へ向かった。