午後6時半
白いカーテンと白い床、白い壁に白い天井。
そして白いベッドの中で眠る白い肌の少女。
すげぇ綺麗な肌だな。こんなに傷だらけになって...可哀想に。
俺はベッドの横の椅子で足を組みながら、少女が目が覚めるのを待つ。
病院ならいきなり俺を襲いかかったりするような真似はしないだろう。
色々話したいことや聞きたいことがあった。
恐らく人違いだということ、なんでそんなに傷だらけなのかということ、あんな場所で何をしていたのかということ、そしてなぜ俺と同じ名前の男に殺意を抱いているのかということ。それと....
少女の瞼が開く。
「こ...こは...?」
殺意にまみれた時の声とは違い、可愛らしい声だ。
「病院だよ。」
少女はこちらに目線をやる。
「あなたは....?」
...俺のことを憶えてないのか?
また名前を教えたらどうなるかわかんねぇしなぁ....
「山で倒れてる君を見て、ここまで運んできたんだ。」
少女は起き上がり、俺に頭を下げた。
「すみません....ありがとうございます。」
やばり俺のことを憶えていないらしい。
あれだけ怪我をしていて興奮状態だった時の事だ。憶えていなくても不思議ではない。
「おう、怪我は大丈夫か?」
「はい、大丈夫です...ほとんどかすり傷ですから。」
さっきの彼女とは打って変わって、礼儀の正しい清楚で綺麗な少女だ。
すごくモテそう。
「そうか、それならよかった。君、名前は?」
「....ええっ..と...」
彼女は困ったような顔をした。
「あっごめんごめん、いきなり見ず知らずの人に自分の名前教えるなんて怖いよな(笑)」
「あっいえ、そんなことは.....Mって呼んでください...」
「M?」
「はい...。」
「Mさんねぇ...わかった。」
イニシャルだろうか。
「Mさんはなんでこんなにボロボロで山で倒れてたんだ?」
「あ~っと...ちょっと色々あって...」
またしてもMは困ったような顔をする。
「ごめんごめん、なんか色々聞いちまって」
「いえ...すみません、助けていただいたのに...」
Mは両手を合わせて、申し訳なさそうに眉をひそめる。
可愛い。
「いやいや、そりゃあ誰にだって言いたくないことだってあるさ...俺はもう帰るから、元気でな。」
そう言って俺は席を立った。
結局何も聞けずじまいだ。だが、これ以上関わるのも危険な気がする。
彼女に記憶が無い以上、人違いの件を話すのもかえって危険だ。
だから俺は早々に去ることにした。
「あっ、あのっ....!」
病室のドアを開けようとした俺をMが止める。
「明日も、来てくれます...か?」
俺は即答で
「もっもちろん!」
と言ってしまった。
いやあれは反則だ。可愛すぎる。
なんで俺なんかに来て欲しいのかわからんが明日は来よう。うん。絶対。
白いカーテンと白い床、白い壁に白い天井。
そして白いベッドの中で眠る白い肌の少女。
すげぇ綺麗な肌だな。こんなに傷だらけになって...可哀想に。
俺はベッドの横の椅子で足を組みながら、少女が目が覚めるのを待つ。
病院ならいきなり俺を襲いかかったりするような真似はしないだろう。
色々話したいことや聞きたいことがあった。
恐らく人違いだということ、なんでそんなに傷だらけなのかということ、あんな場所で何をしていたのかということ、そしてなぜ俺と同じ名前の男に殺意を抱いているのかということ。それと....
少女の瞼が開く。
「こ...こは...?」
殺意にまみれた時の声とは違い、可愛らしい声だ。
「病院だよ。」
少女はこちらに目線をやる。
「あなたは....?」
...俺のことを憶えてないのか?
また名前を教えたらどうなるかわかんねぇしなぁ....
「山で倒れてる君を見て、ここまで運んできたんだ。」
少女は起き上がり、俺に頭を下げた。
「すみません....ありがとうございます。」
やばり俺のことを憶えていないらしい。
あれだけ怪我をしていて興奮状態だった時の事だ。憶えていなくても不思議ではない。
「おう、怪我は大丈夫か?」
「はい、大丈夫です...ほとんどかすり傷ですから。」
さっきの彼女とは打って変わって、礼儀の正しい清楚で綺麗な少女だ。
すごくモテそう。
「そうか、それならよかった。君、名前は?」
「....ええっ..と...」
彼女は困ったような顔をした。
「あっごめんごめん、いきなり見ず知らずの人に自分の名前教えるなんて怖いよな(笑)」
「あっいえ、そんなことは.....Mって呼んでください...」
「M?」
「はい...。」
「Mさんねぇ...わかった。」
イニシャルだろうか。
「Mさんはなんでこんなにボロボロで山で倒れてたんだ?」
「あ~っと...ちょっと色々あって...」
またしてもMは困ったような顔をする。
「ごめんごめん、なんか色々聞いちまって」
「いえ...すみません、助けていただいたのに...」
Mは両手を合わせて、申し訳なさそうに眉をひそめる。
可愛い。
「いやいや、そりゃあ誰にだって言いたくないことだってあるさ...俺はもう帰るから、元気でな。」
そう言って俺は席を立った。
結局何も聞けずじまいだ。だが、これ以上関わるのも危険な気がする。
彼女に記憶が無い以上、人違いの件を話すのもかえって危険だ。
だから俺は早々に去ることにした。
「あっ、あのっ....!」
病室のドアを開けようとした俺をMが止める。
「明日も、来てくれます...か?」
俺は即答で
「もっもちろん!」
と言ってしまった。
いやあれは反則だ。可愛すぎる。
なんで俺なんかに来て欲しいのかわからんが明日は来よう。うん。絶対。
