これは伝説の話。


緋色国の王女と無神の王子が恋に落ちた。※無神=神になれず鬼となったもの

ふたりは、互いに愛し合い永遠の愛を誓おうとしていたが、

緋色国の天皇である父にばれてしまい二人は引き離された。

しかし、それでも王女を愛していた無神は王女を緋色国から連れ出すために

鬼の力を使い緋色国を襲った。

天皇は、緋色家代々に伝わる輝光石を使った剣で鬼を封じ込めようとした。

その時、王女が無神の盾となり剣が王女の胸を貫いた。

王女はニコリと笑い、剣とともに姿を消した。

悲しみに満ちた無神は涙を流し、そのまま立ち去った。

その日から、神の国には緋色国と無神国の二つの国が存在することとなった。







ベットにて
王妃「これは伝説のおはなし。さておはなしは終わり、早く寝なさい。」
やまと「はい!母上!」
ひより「えー!もう寝るの~もっとおはなし聞きたい~!!!」
やまと「ひより!早く寝ろと母上がおっしゃっているのだよ!」
ひより「え~だって。。。」
王妃「ひより、このおはなしの使い続きはまた今度ね(ニコッ)」
ひより「は~い、母上」
王妃「いい子たちね、さ、お眠り~」

私の母の記憶は、あのおはなしをしてくれた記憶しかない。

数十年後…

ひより(20)である。


次回 一話 私が人間界に下界!!!?