藤堂には、ああ言ったけど………
俺から見ると
やっぱり和花は、子供で可愛い天使に見える。
ポニーテールをゆらゆらさせて
母さんのおかずをつまみ食いして怒られて…………。
クマさんにお小遣いをねだってる所を
一花姉に見つかって没収されて………。
でも、いつもキラキラの笑顔を見せている。
今も………
「ねぇ、祥太先生!
明日の小テスト………
誠先生何か言ってなかった??
もしくは、教科書の開いてたページを覚えているとか………。
マコちゃん、顔に似合わず意地悪なんだよねぇ~
引っかけ問題ばかり作るの!
祥兄ちゃんからも言っておいて~
『和花が困ってるから、もう少し優しい問題にして。』って………。
あっ、後………澤先生がねぇ………」と
ソファーに並んで座わり
お菓子を食べながら、一人でぶつぶつ言っている。
たまに、俺の顔を見て微笑んで
「祥兄ちゃんのもちょうだい!」と
俺のチョコレートを摘まむのだ。
……………小学生の頃と全く変わらない行動。
甘え上手で可愛いくて………。
けど。
チョコレートを食べる唇に目が行き………。
あの日したキスを思い出した。
俺から見ると
やっぱり和花は、子供で可愛い天使に見える。
ポニーテールをゆらゆらさせて
母さんのおかずをつまみ食いして怒られて…………。
クマさんにお小遣いをねだってる所を
一花姉に見つかって没収されて………。
でも、いつもキラキラの笑顔を見せている。
今も………
「ねぇ、祥太先生!
明日の小テスト………
誠先生何か言ってなかった??
もしくは、教科書の開いてたページを覚えているとか………。
マコちゃん、顔に似合わず意地悪なんだよねぇ~
引っかけ問題ばかり作るの!
祥兄ちゃんからも言っておいて~
『和花が困ってるから、もう少し優しい問題にして。』って………。
あっ、後………澤先生がねぇ………」と
ソファーに並んで座わり
お菓子を食べながら、一人でぶつぶつ言っている。
たまに、俺の顔を見て微笑んで
「祥兄ちゃんのもちょうだい!」と
俺のチョコレートを摘まむのだ。
……………小学生の頃と全く変わらない行動。
甘え上手で可愛いくて………。
けど。
チョコレートを食べる唇に目が行き………。
あの日したキスを思い出した。



