「本当に好きになった人が出来たんだ。だから別れて。さんざん付き合わせたのにごめんね」 俺はそう言い、教室を出た。 後ろから声が聞こえるけどそれを無視して隣のクラス、若菜ちゃんのクラスにいった。 教室を覗くと、若菜ちゃんがいた。 若菜ちゃんと話している女子は...、奈緒ちゃんか。 若菜ちゃんから視線を移し、若菜ちゃんの隣の席を見ると、一ノ瀬がいた。 うわっ...。 若菜ちゃんの隣の席って一ノ瀬だったのか。