「何俺の彼女にキスしようとしてんの?」 聞き覚えのある声が聞こえた。 もしかしてっ...。 「一ノ瀬くんっ...?」 私はそう言いながら、後ろを振り向いた。 すると後ろには、私を抱きしめている一ノ瀬くんがいた。 「若菜ちゃんと一ノ瀬って付き合ってたんだ〜。しらなかったや」 橘くんにそう言われ私は、 「えっ...?付き合ってないよっ...?」 と言った。