「今から席替えするから名前順にくじを引きに来いよ〜。じゃあまず愛沢〜」


先生にそう呼ばれて私は緊張しながらも、前にきた。


一ノ瀬くんの近くになれますようにっ...。


それに奈緒とも近くになれますようにっ...。


私はそんなことを頭の中で願いながら、くじ引きをひいた。


私はまだ紙の中を見ずに、席に戻った。


するとすれ違いに一ノ瀬くんがくじ引きを引きにいった。