すると一ノ瀬くんが、 「ちょっ...、微熱でもゆっくりしなきゃダメだって。後からは苦しくなるぞ?」 と私の腕を掴んで言ってきた。 そんなこと言ったってっ...。 一ノ瀬くんに迷惑かけたくないんだもんっ...。 私はそんなことを思いながら、 「ほっ..、本当に大丈夫だからっ..!」 と言い、一ノ瀬くんの腕を乱暴に振り解いてしまった。