やがて橘くんと目があい、橘くんが手を振ってきた。


私は奈緒に、

「ちょっといってくるね」

と言い、橘くんがいるところへいった。


「若菜ちゃん!おはよ〜!」


橘くんは私にそう言ってきた。


私も、

「橘くんおはようっ...」

と橘くんに言った。


「あれっ?眼鏡とゴム外さないの?外した方が可愛いのに」


橘くんにそう言われ、私はちょっと照れながら、


「一ノ瀬くんにいつもの方がいいって前に言われたから、眼鏡とゴム外さないようにしてるの」


と言った。