「えー、皆!今日まで準備お疲れ様!そして今日は張り切って!お化け屋敷やってこーーう!いぇーい!」


「「「いぇーい!」」」



クラスの誰よりもテンションの高いおがちゃんの声とともに文化祭2日目がスタートした。



「ね、ねぇまりりん。私本当にバニーガールなの…?」



「うん!もちろん!」



「えぇ~。美琴とかゆりぞーみたいにもっと本格的なやつがいいよ~」



「大丈夫ー!まりなに任せて♪」



半強制的にまりりん好みのゾンビバニーガールへと変貌をとげた私。



「うん♪可愛い♪」



「ねぇ!可愛かったら意味ないんだけど…」



「あ、うそうそ!生成ちょー怖い!」


「いやそれ思ってないよね?」



そこにすでに支度を終えた美琴とゆりぞーがきて「え、生成可愛い~!」と声を揃えて言う。


落ち込む私を差し置いて「4人で写真撮ろ~」とノリノリな3人。



「ほら~はやく生成も!」



「ほーい。」



パシャッ



「ゆりぞー写真だとマジでリアル~www」


「え、ほんとだ!こわっ!」


「え、てか生成いつもより盛れてるんだけど!」



「え!まじ?」


「そりゃまりながメイクしたんだもん~当然でしょー!」



盛れてるならまぁ、怖くなくてもいっか。



自分でも現金なやつだとは思うけど文化祭楽しまないと損だしね!




そうして一般公開がスタートし続々とお客さんが入ってくる。