「……………大好き………です。
諦めると約束して。
教師と叔父さんとして……見ようって思ったのに………。
やっぱり好きは止められなかった。
響と……
忘れる為に付き合ってみても………
好きになることはなくて………。
色々、私の為に動いてくれる夏生にすら。
お兄ちゃんの近くにいられることに、ヤキモチを妬いて………。
……………。
お兄ちゃんに黙って、留学することを決めて………
怒ってるよね?
本当は………一番に相談したかったの。
それに………
引き止めて欲しかった。
でも………『いってらっしゃい』ってあっさり言われることを想像すると
怖くて言えなかった。
それに、忘れる為に行くんだもんね。
………言えないよ。
………………今でも……やっぱり好き。
………………けど…………。
今度こそ、本気で忘れる努力をするよ。
一年離れて………
もしもそれでも忘れられなかったら………
その時は、もっと遠くに行くからね!
だから……………
和花が言ったことを気にしないで………
好きな人を見つけて………結婚してね。
…………………………祥太叔父さん。」