「ダメ!
そんな理由じゃ、行かせません!!」って反対するお母さんと。

「そっかぁ~
行かせたくないけど…………
和花が辛いんじゃ…………」としぶしぶだけど、許そうとするお義父さん。

「ちょっとパパ、行かせたらダメよ!!」

「でも………和花は祥太が好きで………
諦める時間が欲しいって………………。」と

お母さん優勢で、言い合いが始まった。

「それがダメなの!!」

そう言うと、私を見て。

「祥太に恋するのは、悪い事??
そうじゃないでしょう?
歳の差はあるけど。
そんなのお義父さんとお母さんだってそうでしょう?
叔父と言っても
私と祥ちゃんは、本当の姉弟じゃないから……問題ないのよ。
逃げる恋はダメ!
振られるのが怖くて、告白もせず留学するのは反対です。
そんな理由で留学なんてさせません!!」って…………。

相変わらず、恋ばな好きのお母さんは……………。

けど………言いたい事は………分かる。

「…………本当に、私の恋は悪くない?
告白して………良いの??
ダメだったら…………逃げても良い??」

質問する私に

「当たり前でしょう。
でも………振られるなんてあり得ないけどね!
一度断られた位で逃げちゃダメよ。
年上の男って………
『俺とは不釣り合いだ!』なんて言うから。
もしも二回告白して断られたら、冷却期間を置くために留学して良いわよ。
でも諦めたらダメ!
帰って来たら、また告白するの。
祥ちゃんは、絶対和花の隣で生きてくれるから。」って…………。

何がそんなに確信持てるのか分からないけど………。

恋ばな大好きな母親の言うことは………

なぜだか信用出来た。