食事をしてマンションへ着くとどっと疲れを感じた。



「先に風呂に入りなさい」



「琉聖さんから入ってね?」



そう言うと手を洗いに洗面所へ行った。



蛇口をひねって水を出す。



ポンプタイプの石鹸を手に出して手をこすり合わせる。



物思いにふけってしまいその作業をずっとしていた。



「ゆず?」



はっとして鏡を見ると後ろに琉聖がいた。