慣れない地で、お店の勝手も違う。菊田さんとは、1日のうち4時間か5時間しか一緒に働けない。棚替えや、新商品の陳列は全てメーカーに依頼出来るからいいが、このお店は常にお客様がいる為いつも化粧品カウンターで接客だ。だから、POPを書いたり発注したりする時間を自分で見つけないといけないし、効率よく仕事をこなさないといけなかった。21時閉店で、20時頃になると人が掃けてゆく。そこからの1時間が勝負の時間だ。バタバタとPOPを書き上げ発注。とっととレジを閉め、残りの時間で連絡ノートに菊田さんへの伝言記入。
21時半で退勤し、21時45分のバスに乗る。毎日嵐のようだ。