「菊田さん、今日からよろしくお願い致します!」
「さくらぁ~よろしくね~。ビシバシ鍛えてくれって言われてるからさ~ま、さくらなら出来るよ」
ニヤニヤしながら褒めてくれているのか、バカにしているのか、謎の菊田さんだ。
菊田さんはお子さんがいる為に早番専門で、私は遅番専門だった。12時半から21時半までのシフト。通勤に片道1時間かかるから、出勤はいいが、帰り道がイヤになる。
バスで通うわけだが、バスの宣伝のアナウンスを毎日毎日聞いていると、私が変わりに言えそうな。もはやノイローゼだ。