関わる人全てに恵まれた私は幸せ物なのだろう。
3年目。あと1年で終わる。奮い立たせていた。だからと言って手を抜く事もなく、いつも通り。むしろ出来ることが増えていたし、彼氏もいたし、私は心が強くなり、自信が持てていたのだろう。完全に無敵化していた。
現場に居ると、社長からいつもの放送で呼び出し。
「さくらさぁん!2階まてお願いしまーす!」
ーーーはいはい、またですね~はぁ。ーーー
「はい?社長?」
「さくら!相談だ。」
「来年第二工場作ろうかと思って、一部移動しようかと思ってるんだけどさ。」
「そうなんですね。現場も機械でパツパツなんで、いいと思いますが。逆に不便な事もありそうな気もしますけども…。」
「まぁ、やってみようと思ってるから。」
「…」
「て、事で、さくらは第二工場の工場長だからな!よろしく頼むぞ!これから打ち合わせで忙しくなるぞ~!」
「はいぃ???私がですか?そんな…」
「当たり前。お前だ!以上!」
「はっ、はい…。」