主任の彼女は私が一番仲良いパートさんだ。だから、パートさんと仲良くしていれば、主任の扱いや、ちょっとの変化も見逃さない。ある意味抑えておきたい人だった。
私への害を最小限にしたかったから。
自分のキャラを作って、無駄に傷を負いたくないが為に必死だった。
入社してすぐ、一目惚れとでもいうのか、凄くステキな人と出会った。
入社して一年くらいしてからだろうか…
飲み会の後私が送ると言って3人の主任をそれぞれ送り最後に送り届ける主任が彼だった。
「この吹雪やばくない?」
「いや~、まじでやばいっすね。本気で前見えないです。吹雪なのか、地吹雪なのか…これやばい。」
「さくら、まじあぶねーぞ!」
「大丈夫ですー!ゆっくり走れば!」
どこかのマンガか、ドラマで見たことあるようなシチュエーションで、吹雪なのにキラリと光って見える。HOTELの看板がすぐそこにあった。