いつだって、先輩は優しいんだ。 だから罪悪感を感じてしまう。 〈ごめんなさい。お願いします、別れて下さい〉 何も理由を言わない私に懲りたのかこのメッセージを境に先輩とは音信不通になった。 これでいいんだ。 そう、流先輩は私ではなくてもっと素敵な人と幸せになるべき。 私は涙を流しながらも、先輩の連絡先を消した。