〈流先輩!?〉 何度もメッセージで先輩の名前を呼んでも一言も返事が来ないと言う事は本当に出掛けてるよこれ…。 「クスッ」 あんなにはしゃぐ事のない先輩がおかしくて1人でクスクスと笑ってしまった。 まさか、このお守りが家に届くとは思わず、呑気にリビングのテレビで字幕付きのバラエティ番組を見ていると仕事から帰ってきたお母さんが私の肩を叩いた。 「これ、志乃宛に届いてた」