もうすでに溢れ出る涙が頬を伝って先輩の手の甲を濡らしていた。 私が最後に何を言おうとしたか察したのか途中で私の手を握っていた手を引いて先輩の腕の中へと引きよ寄せられた。 「大丈夫、新しい思い出に変えていこう」 抱きしめられているせいで先輩がこんな事を言っているなんて分からなかった。 それから、交流イベントも無事終わり、私はバスの中でスマホの連絡帳を見て頬が緩んだ。 "赤野 流" 再び、私は先輩と連絡先を交換した。