「私、障害者ですよ?」 「耳の事は心配するな。ドナーが見つかれば治るかも知れないんだろ?もし治らなくてもずっと支える。いじめるようなやつは俺が叩きのめすから」 先輩は1度も私の事を"障害者"だとは言わない。 先輩がどれだけ私の事を好きでいてくれていたのか今更ながらに痛感した。 先輩の目は真剣。冗談で言っているようには見えない。 「先輩」 私が先輩を呼ぶと優しく微笑んだ。