上谷と篠原は2人で住んでいるマンションでアンティークの3人掛けのソファーに座り普段なら部屋着に着替えまったりしているところだが物がモノなので2人でスーツのままネクタイを外しただけの格好でソファーに合った長細いガラステーブルの上に乗っている靴一足分の箱を並んで見ている。

 「コレ辻本さんが言ってたホワイトデーのプレゼントだよな〜」と上谷が腕を組んでジーッと見ている。

 「なんかこわいな〜」と篠原は右手で顎を触る。

 今日の昼休みの事2人で食事後自販機の前でしゃべっていると

 「2人とも」と辻本が声をかけた、手には紙袋を持っていてホワイトデーのプレゼントを配っている途中らしかった。
 「ホワイトデーのプレゼントマンションに届くようにしているから楽しみにしてしててねー」と不気味な笑いを残し去っていった。

 ソレを思い出して箱をすぐ開けられずにいた。