「誠司君もういい?のぼせちゃうよ〜」

 「いいよ〜」

 梨沙子は湯船からでてシャワーで体を流しバスルームから出た、すると大きなバスタオルを持ち部屋着に着替えてニコニコしている誠司が立っていた。

 (うわっ、すっ〜ごい笑顔黒猫の尻尾が喜びで動いて見える、チョット引くけど…)

 バサッと梨沙子にバスタオルをかけ拭き始める。

 「くすぐったいよ〜」

 「ガマンして」

 


 「あれれ〜おかしいなぁ〜ココだけ拭いても拭いても水気が取れないなぁ〜どうしてかなぁ〜」と意地悪く話す。

 「わかっているくせに」

 「え〜わからないなぁ〜」

 「ねぇ〜このままベットいこ?」と誠司に潤んだ目で訴える。

 「ダーメ髪乾かさないと」と梨沙子にバスタオルをかけドライヤーで乾かし始める。