言えない言葉の分だけ、凌駕は海のそばで海をサポートしようと決めていた。

だからEternalに勤めて一番そばで海を支えられるように努力してきた。

がむしゃらに、自分を戒めるように花屋を守ろうとする海が壊れないように・・・

でも自分にできたことは何もなかった。


もしかしたら椿にはできるかもしれないと凌駕は思っていた。

海がもう一度心から笑えるように。
前を向けるように。

凌駕は自分の中に芽生えている想いに蓋をすることを決めた。