「こんなにうれしい言葉・・・こんなにもらったら・・・もったいないです・・・。でも幸せすぎて・・・私もう死んじゃうんでしょうか・・・」
椿の言葉に海は椿の頬に触れていた手を放す。
そして笑いながら椿の頭を撫でた。

「死なないよ。死なせない。死なせるもんか。」
海の言葉の裏に深い悲しみを感じた椿は自分が”死”という言葉の選択をしてしまったことに大きく後悔した。
「ごめんなさいっ!」
慌てて謝る椿に海が微笑む。






そんな椿に「俺のせいで妻は死んだんだ」と海がうつむき言った。