ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋

「大丈夫です」
椿も凌駕の分も頑張ろうと作業を進めている。
「でも・・・」
海は椿にそう言いかけて言葉をしまい込んだ。

海にとめないでほしいという瞳で椿が海を見ていた。

「ありがと。助かる」
海は猫の手でも借りたい状況に、椿に甘えることにした。

凌駕は病院で抜歯をすることになったらしく予定より大幅に時間がかかることになった。

一生懸命な椿。
海は連日の不眠が続いていて睡魔に襲われた。
それでも間に合うように手を止めない。
「あー腹減ったな」
海は夜になり大きく伸びをした。
「出前でもとるか。凌駕、食べられるかわかんないけど。」
椿もお腹がすいていて、大きく頷いた。
「いい反応だな」
海がさっそく出前でピザを頼み、二人は休憩することにした。