「なぁ。凌駕。」
「はい?」
「あいつ、笑ってるかな」
「・・・」

海の言う”あいつ”が香菜のことだと凌駕にはすぐにわかる。

「笑ってますよ。そんであきれてますよきっと」

凌駕も空を見上げた。

二人は空を見上げて微笑む。


香菜。
お前の弟は最高だな。
香菜との出会いがつなげてくれたこの関係は、今も俺を支えてくれてる。
もしかしたら、香菜がつなげ続けてくれてんのか?