向日葵~キミと見た景色~

『珍しいね~?菜美がそんなに粘るなんて』


『ビビビっときたんだよ』

と私は冗談ながらに答えた。


『菜美ちゃんのためにやりますかねっ!』


『葵~ありがとう♪だいすきぃぃ』


と私は大袈裟に抱きついた。




ねぇ…隼人。
覚えてる?
私たちの出逢いって
こんな些細なことだったんだよ。



この話を何回も話す私に呆れながら
『運命だな』
って笑ってたよね。



私は本当に“運命”だって思ってるんだよ?



この時は私のこれからなんて想像出来なかった。



どんどん暗闇に飲み込まれちゃうなんて
思ってもみなかった。