「ただのケンカじゃないの…」 「じゃあ…何!」 アリサは心配のあまり語気を高めます。 ハルナはベッドの上で座ったまま、うなだれてしまいました。 「浮気…」 ハルナは一層うなだれます。 「何、それ…そんなヤツのこと…忘れな!いい?!」 ハルナは黙ってベッドに潜ります。 「て…忘れられるくらいなら、こんな事にはならないか…」 アリサも黙り込んでしまって、重い沈黙が少し続きました。