なんかさ

『おまえが所属していた小隊あるやん?

全滅しちゃったやん?

あの任務ってのはさ

なんか裏があったらしいやん?』って


『しってるか?』

って


そんときだけは先輩とか忘れちゃったね

ヤンさんの首ぐらつかんじゃった♪

「早く続きを聞かせろクソ中国人!」って


あっ・・・


ごめん


話のさ・・・


迫力を出すためにね



うん


キミのシャツをさ


うん


そう

演出


演出


ごめんごめん





でさ、

その、つまんない
「クソ中国人」がさ


なんでも中隊長

中隊長というのがベドガーというカオの曲がった、おっさんなんだけど

そいつの

まぁー無謀で無茶な命令だったらしいのね


ああ

あのベドガーとかいう出世欲のかたまりのような中隊長かと


そういえばいたなぁ・・・と

なにかとさ

オレや同僚をかばってさ

ベドガーに平気で意見しにいくガブリエル小隊長を


さすがにベドガーは、おもしろくなかったんだろうな

普通にビビってたし、


それに
あいつ人望もなかったしなぁ

ガブリエル小隊長が、凄すぎたってのもあるな

うん。


だれがどう見ても

なにもかもウエいってたんだよ

なんかさ

かっこいいんだよ


とにかく



なんかさ


おれ普通に女とか好きなんだけどさ

あのひとのそばにいるとさ



あれ?おれ本当にノーマルなのかな?とか




いるじゃない

マンガとかで

何やらせてもすごいというか

ちょっと誰もかなわない感じ


そんな人なの


うん


おれの


憧れだった人

いや


今でも なんだけどさ