嘘の仮面

そんなことを思いながら、パソコンを立ち上げる。

設定した4段階のパスワードと顔認証と声認証と指紋を使ったロックを順番に解除していく。
誰も家に来ることはないだろうが、念のため。

厳重に設定した分めんどくさいし急いでる時に厄介だけど、仕方ない。


パソコンを開いてまず最初に確認するのはメールボックス。
今日は珍しく二件だけだった。


メールを開いて中を確認すると、まぁタイムリーな。

希光についての調べ物と、今界隈で騒がれているらしい繁華街で暴れている謎の男について。


希光については転校する前に事前に調べていたから、それを深掘りするだけの簡単なお仕事。
ただ謎の男については一切前情報がないから少し時間がかかるかもしれないな。


それぞれ締め切り期間が二週間と少し長めだからのんびり探れるかな。

了承の返事をして、まずは希光のことを深掘りしていくことにした。


暗い部屋で1人、ブルーライトを浴びながらカタカタと音を響かせた。



夜が更けていく。

音は鳴り止むことはなかった。