“ストライク!!”


「ぃよしっ」

「誠凄いね…俺ストライク全然でないんだけど」

「お前全然やってないんじゃなかったのか…?」

「え? うん全然やってないよ。前やったのいつだったか覚えてないもん」



一投一投で選手交代、現在1ゲームの半ば。


みんなはスペアだったりガーターだったりいろんなマークが混ざるスコアを生産していたけど、今のところ俺と瑠衣はすべてストライクを生産し続けていた。



理人はできるほうだと勝手に思ってたけど、それは大きな間違いだった。

というかむしろ一番下手なんじゃない?ってくらい酷かった。



ガーター生産量が一番多いのはお前だよ、理人。




投げて終わって椅子に座りながらお茶を飲んでるところに瑠衣が戻ってきた。

瑠衣の飲み物を手渡すと、少しじっとそれを見つめた後飲み干した。

 


…なんか言いたいことがありそうな感じだ。